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暴力と創作物の問題に関して ディベート

性暴力ゲーム、広くはゲームにおいての暴力性についてアイデアを思いついたので、残酷ゲームに焦点を絞って、つらつらと書いてみます。

ディベートという競技を昔かじったことがあり、ディベートの流れにそって議論をシミュレーションしたいと思います。


残酷ゲームの販売は禁止すべきである 是か非か
残酷ゲームの定義は、流血や殺人など残酷な描写を含むゲームとします。18歳以上にゲームを販売すべきかどうかの是非についてのみ議論します。

肯定側立論
プランは残酷ゲームを販売したものを3年以上の懲役刑にします。
2点、禁止することにより生じるメリットを述べます。

1点目は、「現実の犯罪につながる可能性がある」です。最近のゲームはグラフィックの精度も向上したため、実際の映像に非常に近いレベルまで描写することが可能です。そしてゲーム内では何度もリセットが可能なことにより、試してみたくなる人がいてもおかしくありません。

2点目は、「攻撃的な性格を助長する」です。言うまでもなく、ゲームはテレビ番組や雑誌などとは違い、能動的なメディアです。動物であれ、人であれ、ゾンビであれ、仮想空間で攻撃することにより、満足を得ることは望ましいとは思えません。何者かを攻撃することにより、メリットを得られれば現実的に攻撃的な行動ばかりを取る人間を育成していることと同じです。そのような人間が社会で臨まれていないことは明白です。

以上で肯定側立論を終わります。


否定側立論
プランは肯定側に従います。
2点、禁止することにより生じるデメリットを述べます。

1点目は、「現実の犯罪につながる可能性がある」です。残酷ゲームをする人間は、残酷さを比較的多く有していることは間違いありません。しかし、彼らはそれにより残酷な欲望を解消しているのです。その欲望が満たされない時、現実世界での残酷行為に走りかねません。よって、残酷なゲームは禁止すべきではありません。

2点目は、「ゲーム産業の健全な発展を阻害する」です。ゲーム産業は、納税もしていれば、技術の発展にも貢献している健全な産業です。残酷ゲームを取り締まる団体はゲーム産業に対し絶大な権限を持つことになり、特定のゲーム会社だけ贔屓して、対抗する会社を残酷ゲームだと言い、発売禁止にすることができます。これが公正な競争を生み出すでしょうか。ゲームの持つ可能性を残酷なゲームを禁止することにより、計り知れない経済、社会に対して悪影響が出ます。

以上で否定側立論を終わります。


否定側反駁
メリットの1点目は、根拠薄弱です。デメリット1点目で訴えたように、反対に禁止することにより不満を持ったものが犯罪に走る可能性のほうが高い。資料を引用します。ゲームと犯罪と子どもたち ――ハーバード大学医学部の大規模調査より  です。2000名以上の実際の調査の結果、犯罪と残酷ゲームの因果関係はなんら認めることは出来ませんでした。よって、反対に不満をためたゲーマーが犯罪を起こす可能性を危惧すべきです。
2点目のメリットについて、攻撃性な性格のどこがいけないでしょうか。資本主義の社会では他者との競争で自分自身の存在意義を証明できるのです。攻撃することと競争することは、それほど違うことではありません。他者より優れようと努力することを否定することは、資本主義の仕組み自体を否定することに他ならないと思います。



肯定側反駁

メリット1点目、デメリット1点目についてまとめて反駁します。否定側があげた資料がどの程度事実なのでしょうか。残酷なゲームが現実の残酷さと結びついて考えるのが普通で、影響しないとは考えにくいです。残酷なことへの欲求は、健全なスポーツなどによって昇華されるべきであり、残酷なゲームによって解消するべきだとは思いません。
メリット2点目について、攻撃的な性格を作るのは資本主義社会で当然であるように主張されましたがそうは思えません。競争することでなく、情報を組み合わせることにより進歩というものが生まれると考えるからです。健全な競争は行われるべきですが、競争と攻撃性は別のものだと思います。
デメリットの2点目について反駁します。検査団体が、不公平を生み出す装置にしかならないことを主張されましたが、何も検査しないほうがデメリットは大きいです。残酷なゲームに嫌気がさしたユーザーはゲーム産業から離れていくことになり、ゲーム産業の縮小に繋がると思います。




とりあえずこんな感じ。
ちょっと粗も多いかもしれん。個人的にはどちらの主張もそれなりにフェアに書いたつもり。資料が、否定側に有利なものしかなかった。肯定側に有利な強力な資料あったら是非教えて欲しい。他にも、肯定側、否定側で主張されるべき内容はあるのだろうか。僕の意見では、現実の犯罪に結びつくかどうかが、判断のポイント。これは、性暴力創作物の問題も同じ。だから証拠によって、犯罪を増やすと証明されるか、減らすと証明されるかが分かれ目、それ以外の争点は無視して構わないと思う。

皆さんのジャッジはどうだろうか。肯定側支持でも、否定側支持でもどちらでもいい。良ければ書いて欲しいです。というか長くなりすぎたかな。

テーマ : ゲーム
ジャンル : ゲーム

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No title

蟹工船を読んだら、労働者が苦しむ描写によって悪影響を受けるかもしれない。だから蟹工船は発禁にすべき(笑)。
逆に、蟹資本家を悪人視して差別していることに悪影響を受けるかもしれないから、やっぱり蟹工船発禁(笑)。
黒人は生来残虐だとか言ったら差別だよねぇ?

まあ、こういう理屈を認めていったら、世の中に残る表現が少なくなりすぎると思いますよ。
それって社会にとっていいことなのかな?

No title

悪影響を証明するための最低限の努力を、規制推進派こそするべきですよね。何を規制するにしろ、そうするべきですね。アメリカだとタバコの害悪をタバコ会社が隠蔽していて、こっぴどく叩かれたから、同様に創作物も叩けるとおもっているのかもしれない。タバコのときはきっちり、悪影響の科学的データが出たからそれで皆納得できた。創作物に対して規制かけるときもデータは最低限そろえるべきだと思う。

そうじゃなければ、何となく気に入らないからっていう理由で何でも規制していいということになる。
プロフィール
好きなもの ゲーム、漫画、音楽、小説、日本、南米、ロシア、戦争、明治維新、戦国時代

夢念

Author:夢念
よつばは、むてきだ。

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