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ディシプリン*帝国の誕生 感想

pcが快適にできるようになったので復帰。

ということでまずちょっと前にやったゲームの感想から。

詳しい説明はゲームの紹介ページで読んでください。

リモコンを使いながら看守の目をくいくぐりつつ、犯罪者の同居人の世話をしていくというなんともゲームらしくない設定のゲーム。飯田さんというゲームクリエイターとして知る人ぞ知る方が作ったようです。かなり変わった上級者用、クリエイター気取り御用達のゲームです。
価格は¥800です。

価格も安めだし、プレイしたこと前提でネタバレ含め好き勝手に書きます。
評価したい部分としたくない部分がすごく入り乱れている。これはプレイした人に割りと共通する感想なんじゃないかな。箇条書きでまずよかった部分を書きます。

・暗めで不気味なヴィジュアル(動き含む)
・実在の犯罪者をモチーフにしていること
・リモコンを男性器に見立てて擬似マスターベーションを強要する世界観
・文章へのこだわり

この4つぐらいかなあ。ゲームの活躍する場がどんどん広がっていることを考慮してもこの4つの要素っていうのはおよそゲームらしくない。ゲームの可能性を開拓するという本作品の野心は何よりもまず評価されるべき部分だろう。wii自体がゲームの領域を広げたハードだから、そういう点では正統なつくりにはなっている。

ゲームの枠を広げることは評価するとしても、残念だけれど僕はゲームとして本作品が優れているとは思えなかった。

僕自身はゲームをずいぶん長い時間プレイしたという事実はあるけれど、誰にとってもゲームがこうあるべきという定義なんていうものはいまだわからない。だから書けることは当然と自分がどういったゲームが面白いと思うかに限られる。僕が思う面白いという範囲内にこのゲームは入らない。面白いゲームは当然長くプレイすることになる。でもこのゲームは長くプレイしたくない。早くクリアーして終わらせたかった。

リモコンを隙をみて溜めて照射するという繰り返し作業が詰まんないのがまず一番いけない。やらされている感覚が強い。この単純な繰り返しにのめり込めるゲーマーはめちゃ少ないんじゃね。
操作していて楽しくないというのは一番よくない。wiiウェアでもロックマン9は操作してすごい楽しい。操作したときの快適さは少なくとも追求するスタンスは必要だ。世界観が暗いとかそういうのとは関係ない。操作していて楽しさを感じられない作業ゲーはやりたくない。

次に世界観に限界と失望を感じた。
視点についての問題があまり考えられていない。
牢獄前の看守、主人公、犯罪者を見渡せる安全な場所にほぼ固定されている。
スーパーマリオやロックマンと同じで、テレビ番組を見る視聴者と同じ位置になる。
何も語らず安全な位置でぼーっとみてる視聴者プレイヤーについて、ゲーム内で語られることがまったくないでは、せっかく面白い犯罪者も文章も生きない。

つまりいえる事は、このゲームは二つの視点が気持ち悪く不細工に存在する。飯田さんの分身である何も言わない主人公と、テレビの外で眺めることしかできないプレイヤーの二つ。そしてそれらがまったく整理されず放り出されていて、回収されることがない。これじゃだめだ。
両者の関係性について、たとえばマザー2とかはすごくよく考えられているがゆえに名作といわれる。
好きな食べ物や必殺技をプレイヤーが決めて、赤い帽子をかぶっているところとか、キャラクターがマザー2の主人公にはある。そして主人公に語りかけることを通して糸井重里は言いたいことをプレイヤーに勝手に言う。だけれど、ディシプリンでは主人公のキャラクターがまったくない。
ゲームの途中で語られることもない。主人公のキャラクター作りにどう考えても失敗していると思う。

ということで、まぁだらだらと書きましたが、あまりお勧めはしません。話題になってある程度は売れているみたい。なんとなく語りたくなるゲームだろうしね。でも、ゲームにお金が流れることを応援したいのですが、払う価値は僕にはないと思えた。これよりロックマン9のが面白い!

テーマ : Wii(ウィー)総合
ジャンル : ゲーム

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No title

はじめまして、お邪魔します。
管理人さんは最後までやりました?
感想になんとなく途中で止めちゃったような印象を受けました。
というのはレビューの後半の主人公の扱いが整理されていないという趣旨の部分についてです。
作業感が強く操作しての気持ち良さが無い事には同意です
(気持ち良さを求める事がこのゲームが追求すべきテーマかは議論の余地があると思いますが)
しかし、主人公とは何か、プレーヤーに何を語りかけるかは
このゲームは相当かんがえ抜かれたゲームに自分には感じられます。
比喩的な表現が多いため乱雑な印象を与えがちですが、寧ろ逆です。
もし最後までやってないなら多少苦痛でも最後までやってみる事を強くオススメします。
突然お邪魔して気持ち悪かったらm(__)m

No title

書き込みありがとうございます。
上から目線で適当に更新しているブログなので、不快な思いをする人も多いかと思いますが、自分勝手な人間なので好きに書いています。

一通り最後までプレイした上で感想を書きました。
プレイ時間は約10時間。
作り手に好感は持つけれど、作品には好感は持てませんでした。
作品が社会批判を内包しているということは、ある程度は僕も理解しているので、それはわからなくもない。
だからといってそれだけで、ゲームとして名作という評価を下すことは出来ない。
記事のとおり僕のゲームの評価の基準は、長い間何度もプレイしたくなるゲームこそ良いゲームだと勝手に決めています。だからそこから外れているディシプリンに対して僕の評価は当然低いです。

ゲームとしてはつまらなくても物語としては面白いという主張もあるかもしれません。
これは、人それぞれ基準が大きく違うので僕としてはそこまで面白い話ではなかったとしかいいようがない。

とは言いつつも、前述したとおり良い所は多くあります。
そして何より、評価するのが楽しい作品であるという長所がある。それはこの作品の持つ最大の美点かもしれません。
プロフィール
好きなもの ゲーム、漫画、音楽、小説、日本、南米、ロシア、戦争、明治維新、戦国時代

夢念

Author:夢念
よつばは、むてきだ。

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