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大いなる遺産

大いなる遺産 (上巻) (新潮文庫)大いなる遺産 (上巻) (新潮文庫)
(1951/10)
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読了。
訳が下手。ずいぶん昔に訳されていることに情状酌量の余地はあるかもしれないが。
英語の言い回しを想像して、補完しながら解釈するという作業が何度となくありました。
他に欠点をあげるとするなら、翻訳のまずさのせいもあるだろうけれど、主人公の描写が正直いまいち。ぼんやりとしてしまっている。
三人称のほうが物語が引き立つと思われ。

とはいえ、名作。すばらしく面白い。
人物造形が巧みでユーモアが随所にあり、ドストエフスキーに多大な影響を与えたのも頷ける。
感情的になりすぎず、巧みな距離感を常に保ちつつしたたかに物語が進んでいく。
ドストエフスキーがどぎつい事に対して、さすが英国流、紳士の国。

小説の醍醐味、物語の持つ豊穣さを存分に味わえる一品。

テーマ : 書評
ジャンル : 小説・文学

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夢念

Author:夢念
よつばは、むてきだ。

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