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オリバー・ツイスト 上 感想

オリバー・ツイスト〈上〉 (角川文庫)オリバー・ツイスト〈上〉 (角川文庫)
(2006/01)
チャールズ ディケンズ

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うう、コパフィールドの中野好夫さんの訳が恋しい。
翻訳者大事すぎる。

まずは本編に関しての感想の前に、翻訳者について考えたこと。

小説家もそれぞれが違う目的で小説を当然書いているのだけれども、訳者も当然違う考えで訳しているなー。
コパフィールドを訳した中野好夫さんは、もうこれははっきりと、読者を楽しませるために訳しているというスタイルだった。オリバーツイストの北川悌二さんは、この本をオリバー・ツイストを小説じゃなく辞書だと思って訳したんじゃないかと思うぐらい、文章が不自然。
読みにくい。
小説らしく訳せばいいじゃんか。小説書くつもりになって翻訳してくれればいいのになぁ。なんで辞書や役所の文章みたいにかったくるしいつまんない感じで書くかな・・。

と、愚痴はここまでにして。
オリバーツイストという作品への評価へ移ります。

大いなる遺産、コパフィールドと今までの二作が一人称で書かれていたのに対して、オリバー・ツイストは三人称ということで、雰囲気が結構違う。
ディケンズは一人称のほうが良いかもしれない。
普通、若い頃の作品のほうが一人称になるような気がするんだけどな。素人のかんぐりかもしれんが。
前二作と比べると、魅力的な脇役の造形力が凄い物足りなく感じてしまう。

分からないけれど、オリバー・ツイストを書いている時は、悲惨な境遇の主人公がセンセーショナルで受けていて、そこに社会批評が加えられて面白いという感じかな。
コパフィールド、大いなる遺産に比べると、小説の出来としてはだいぶ劣るという評価が前半を読んだいまのところの感想。化け物みたいな凄さはなく、普通に面白い小説ってな具合です。
さてさて、続きを読まねば。

テーマ : 書評
ジャンル : 小説・文学

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Author:夢念
よつばは、むてきだ。

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