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狂人日記 感想

狂人日記 他二篇 (岩波文庫 赤 605-1)狂人日記 他二篇 (岩波文庫 赤 605-1)
(1983/01)
N.ゴーゴリ

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狂人日記という名前のつく本は数多くあれど
ゴーゴリのやつこそいい感じに狂っている かも
いつもゴーゴリ読むと
吉田戦車と同一人物だという想いがよぎる

ゴーゴリの小説てほんと4コマ漫画みたいなんですよ
擬人化が連発する点で吉田戦車ぽいしさ
常人が見逃すような点を
病的に拡大して一つの画にする手腕が見事な点も
完璧に相似



肖像画

芸術に関してのゴーゴリのアイデアを述べているが
見所は切れ目なく細かで病的でどこかに優しさのある描写
空想的な情景と克明な精神の対比は冴え渡っている
この作品を含めゴーゴリ作品は突拍子もない
残酷な状況が題材になることが多いのだけれど
不思議なことにそこに残酷さはあまりなく
そこはかとない優しさに包まれているような印象を受ける
ゴーゴリ自身の狂気を描いているがゆえに
嫌味がまったくない
これは多分吉田戦車にもいえることなんだろうけれど


狂人日記

精神病に詳しくはないのでわからないけれど
統合失調症ぽい狂気を帯びた主人公のお話
統一した評価がとても下せそうにないどうとでも取れる小説

病的で繊細な描写は見事
話のまとめ方も好み分かれるだろうけれど
個人的には好きなオチのつけ方



難解だという評価もわかりやすいという評価もどちらも正しい
吉田戦車を難解だともわかりやすいともいえるように

一ついえることは大きな物語を楽しむようにして読むよりは
個別の部品の出来栄えに見入るべきな気がする
神は細部に宿るという言葉が似合う作家なのかもしれません

いや よーわからんけれども

テーマ : 読書メモ
ジャンル : 本・雑誌

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夢念

Author:夢念
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