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卍 感想  

卍 (新潮文庫)卍 (新潮文庫)
(1951/12)
谷崎 潤一郎

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評価が難しい作品だが痴人の愛に比べると相当劣る
関西弁仕様の試作品小説という印象

徳光光子という登場人物が観音様に顔が似ているというところから
徳光和夫の連想を生んでしまい
作者に非はないのだけれど辛い
光がダブっているのと仏の徳光がだぶり
妙に物語への集中を阻害された

物語を追うための小説でなく
関西弁を楽しむための小説としか思われないので
必然的に谷崎の関西弁能力を査定するしかないのだけれど
当方関西に定住した経験皆無であり
評価するに能わず混乱するのみ

本小説には関係ないけれど
三島由紀夫が谷崎を尊敬していたということを読み
非常に合点が行き谷崎に足りないものを付け加えようとして
三島さんはァッー!!な道へいかれたという感想も持つ

谷崎の小説は山と谷の振れ幅が小さい印象で
力の入れどころが見えにくいような書き方をしており
三島はその反対で力見せつけるようにして文章を書いている印象

谷崎の裏面が三島だという見方はできるのかもしれません

テーマ : 日記
ジャンル : 日記

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