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蓼喰う虫 感想

蓼喰う虫 (新潮文庫)蓼喰う虫 (新潮文庫)
(1951/10)
谷崎 潤一郎

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クソエロソムリエの谷崎恐るべし
谷崎の小説を読むのは五作目で最良の読み応え

待望の三人称で書かれた小説で
その手の小説が好きなので気分良く読めました
日本人の美意識が主題になっており
小説という枠をはみ出しエッセイ又は批評のような箇所も
少なからずある

しかし
谷崎の小説は仕事を誰もしない
登場人物もっと仕事しろ
基本的に仕事の場面はでてこないのが谷崎流
日本人の勤勉さなんてどーでもいいとこいつおもってやがる

芸術鑑賞とフェティシズムの反復しか作品内にないのは
実は恐るべき事だ
気持がいいぐらいに世界が狭い
絞り込んで書いてあるのは
政治的な問題に巻き込まれることを恐れた部分もあるかもしれないが
狙い通りだろうなぁ

谷崎潤一郎の作品は本当に絵画のようだ
芸術鑑賞とフェティシズムの枠の中に
言葉という筆を入れる画家
谷崎潤一郎

筆のキレは超一流
今まで見た最善の絵

日本の小説家の中じゃ谷崎潤一郎一番好きだなー
たまりません 
同じ日本語を使うことが怖くなるぐらい凄い

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

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Author:夢念
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