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永遠も半ばを過ぎて 感想

永遠も半ばを過ぎて (文春文庫)永遠も半ばを過ぎて (文春文庫)
(1997/09)
中島 らも

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中島らもは五作ほどずいぶん前に読んだけれど
久しぶりに手にとってみました

中毒・カルト・言霊などら中島らもの他作品で既読のテーマだったが
文章をアヤツル腕は見事で読み心地の良い小説でした

笑いを共有したいというサービス精神は随所に感じられ
ユーモアを表現する術はさすがではあるのだけれど
泣きを共有することへの恐れが強いあまり
スケールがちぢこまり独りよがりな印象がある


独りよがりな読みやすいぼんやりとした悲劇という点で
村上春樹と中島らもは似ているのかもしれない
もっとも村上春樹のほうが押し付けがましく悲劇を書いているのだが

村上春樹や中島らもの世代と三〇年ほど離れたぼくから見ると
悲劇を共有する必要がない世代だったのかもしれないなーと
なんとなくそんなきがしちゃいますね


中島らもの作品は視覚化しやすい特徴もある
小説より戯曲のほうが適性がありそう

舞城王太郎の小説に少し似ている気がしていて
ぼくは舞城よりも中島らものが絶対好きだな
文章がやさしい感じがするし

やさしい良い小説でした

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

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好きなもの ゲーム、漫画、音楽、小説、日本、南米、ロシア、戦争、明治維新、戦国時代

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Author:夢念
よつばは、むてきだ。

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