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らくごDE枝雀 感想

らくごDE枝雀 (ちくま文庫)らくごDE枝雀 (ちくま文庫)
(1993/10)
桂 枝雀

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関西・上方の言葉に何とも言えない懐かしさを覚えて
今更ながら関連する本を読んでいます


上等の情
情という言葉は本作が書かれた30年前に比べて耳にすることが
少なくなっているように思います
感動・笑顔・泣いたという言葉に活躍の場を奪われたような感がある
日本人の気持ちを言葉にするとき 「情」は一等上品な言葉なんじゃないかな

枝雀が上等の情を説明する例として
人を先にして自分をあとにすることが情であり
押し付けがましくない些細な情ほど上等であると述べていて
この箇所で思わず震ってしまいました
今の日本には情はないなー そして30年前にはあった かもしらん


緊張の緩和理論
笑いに関して高名な理論で落語の実例を挙げ
詳しく書かれています
落語に対しての知識がない身として 理解出来たとは言い難いですが
理論として隙がなく納得するほかありません


人柄
ガキの使いで松本人志が台本なしでフリートークをして
衝撃を多くの人に与えたことは辛うじて知っている世代だから
同様に枝雀という先駆者が落語で極めて即興性の強い
芸を志向していたという事実は興味をそそられる

巻末の上岡龍太郎の解説も見所が多く
枝雀が異常な飽き性であったというのも面白いなぁ

笑いに対して多大な貢献をした怪人桂枝雀
探求の末に形となった言葉は今も全く古びていない

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

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Author:夢念
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