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エヴァ 破 感想ないし考察

ストーリーに関してのネタバレは書かないつもりですが、追記に書きます。
10数年の歳月をまるで感じさせない。良い意味でも悪い意味でも、変わっていない。庵野さんをはじめ、スタッフの皆さん、本当に何も変わっていない。まるで時の流れを捻じ曲げられた気分だ。

僕自身の感想は、本当に偽りなくそのまんまだ。遠くから見れば何も変わっちゃいない。これは昔僕が中学生の時に朝(愛知県ではAM7:30から放送されていた)見て、さらにビデオテープで何度も何度もみたエヴァンゲリオンと本質的に何も変わらない。
中学生の時、僕はエヴァンゲリオンに確実に嵌っていた。中毒だったといって良い。問題はその中毒の性質だ。



遠回りすることになるが、テレビ放映時に僕が陥った中毒のことをまず書かせてもらいたい。
少なからず社会現象を起こしたアニメで、テレビをはじめ色々なことが語られていた。学校でもそうだった。いわく、「謎」。僕は重度の中毒にかかりながらも、謎やキャラが大した出来ではないと思っていた。エヴァンゲリオンの本当にすばらしい点は、ストーリーや、萌えとは遠く離れたところにあり、まさにそこに僕は中毒になっていたんだ。断じて謎じゃない。ガツンと殴られたような衝撃をくらったのは絶対、他の人は知らないけど僕にとっては物語や、キャラクターじゃなかった。
じゃぁ、何にそれほど魅入られたのか。
演出、映像、アニメーション、そういったものだ。
メディアや友人が賞賛していた謎や物語やキャラクターは、僕には演出や映像やアニメーションなんかを生み出すために用意されていて、絶賛されるほど優れては居ないように感じた。まるきり順序が逆なんだ。演出や映像が終着駅であり目標なんだ。そのためだけに物語やキャラは存在する。
台詞はところどころ陳腐で凡庸だ。物語は破綻して因果関係の説明よりも小手先のこけおどしに過ぎないような気がしていた。中学生の僕ですらそうだったんだ。でも、本当に好きだったし中毒だった。恥ずかしいことを承知で書くが、恋みたいなもんだった。恋していれば何を言っても許されるわけでもないのだろうが。

庵野秀明さんたちの作り出したアニメーションは、本当に衝撃的だった。彼らの作り出した映像はブラウン管を飛び越えて、中学生だった僕の心臓を鷲摑みにしたってわけだ。キャラクターじゃなく、エヴァンゲリオンに、兵器に心を同化させられそうになった。画面を暴れまわるエヴァンゲリオンと使徒の絵は、圧倒的に説得力がある。音や声も本当にプロフェッショナルなものだったから、生々しい臨場感が常にあった。他のアニメーションでそんなの、僕は全然感じたことはなかった。あんな攻撃的な演出をするアニメ見たことなかった。特別だった。

すげぇ。



そして今回の破、セカンドインパクト。
最初に庵野秀明さん以外で、最高の仕事をした方を一名だけ挙げさせて貰いたい。主人公の声をあてている、緒方恵美さんです。完全な思春期の少年の声でした。僕は声優という職業に格別の思い入れなんかないですし、声優に性的興奮を覚えたことも一度もないです。でも、本当に彼女の声優の仕事ぶりにノックアウトされた。魂が篭っていた。少し涙ぐみそうなぐらいよかった。テレビの時は、こんなに特定の声優に思い入れを持つことはなかったので、この新しい感覚を忘れないうちに書いておきます。

そして、庵野秀明さんが本質的に興味があるのは映像、ヴィジュアル部分なのだろうということを感じました。カラーという名前を製作会社に選んだことからもそれは見る前から感じていた。
猛威をふるうアニメーションをみたいなら、映画館に足を運ぶべきだ。
アニメーションの映像のクォリティの最高峰はそこにある。今後越える猛者が現れるか分からないほど、その頂(いただき)は高い。彼の演出能力は、視聴者をエヴァンゲリオンにシンクロさせるにあまりある。気持ちよく飲み込まれればいい。エヴァはそのために作られている。たぶん。

テーマ : 新世紀エヴァンゲリオン
ジャンル : アニメ・コミック

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好きなもの ゲーム、漫画、音楽、小説、日本、南米、ロシア、戦争、明治維新、戦国時代

夢念

Author:夢念
よつばは、むてきだ。

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